素晴らしき哉、人生!

   IT'S A WONDERFUL LIFE   


 
名作中の名作! 1946年製作

『アメリカでこの映画を知らない人はいない』とまで言われている作品です。

今もクリスマスの夜には、必ず放映されているそうです。

この映画は、「原題よりもいい邦題」としても、定評があります。

主演は「ジェームズ・スチュアート」

彼が主演の作品は、アメリカの良心を描いているものが多いです。

身長189センチでひょろりとして、好感度100%の所以でしょうね。

有名なところでは「翼よ!あれが巴里の灯だ」「我が家の楽園」「スミス都へ行く」など。

「めまい」「裏窓」も忘れちゃいけません。



もう一人の主役とも言えるのが、2級天使のクラレンス。

2級なので、まだ翼がないんです。

好々爺って感じのおじいさん天使。

そもそも天使=エンジェル=子供という思い込みから脱出しなくては。

アメリカ映画では、しばしば男性が天使役で登場してますよね。

(ニコラス・ケイジやジョン・トラボルタなど) 日本でも「傷だらけの天使」があったっけ。



古いボロ屋敷を、奥さん役のドナ・リードが、リフォームしているシーンがあります。

ペンキを塗ったり、壁紙を貼ったりするのは自分達の手で、っていうのは欧米では普通にやっているみたいですね。

私は、そういった事が大好きで、リビングまるごと自分でリフォームしました。

話が本筋から離れてますけど、映画のインテリアに興味を持っている人って多いのでは?



ともかくも心洗われる作品ですから、素直に感動した者勝ち!

主人公が絶望から人生を捨てそうになった時 「もしも自分が生まれていなかったら?」

という世界を天使が見せてくれます。

ちょっと落ち込んだ時、自分の存在も意味があるってこと、気づかせてくれます。



最後は、町のみんなの善意で、主人公のピンチが救われるんですけど

その善意のプレゼントの中に金の懐中時計が登場しますよ。

クライマックスのシーンに、なぜ何の脈絡もなく懐中時計が???

私は冒頭シーンの天国での話しを、聞き逃しませんでしたよ
(^_^)/~


天使のクラレンスは時計職人だったってことを・・・  懐中時計



クラレンスは、無事天使の任務を終えて、ベルが鳴ります。

『ベルが鳴るのは、天使が翼を得た証拠』という言い伝えがあるそうです。